古民家大木
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Project Story

祖母の古民家から始まった物語

失われた原風景への想いと、米沢への恩返し。大木達郎の人生をかけた挑戦の全記録。

Chapter 01

祖母の古民家という「心の故郷」

幼少期の原風景——温もりと記憶が宿る場所

祖母と囲炉裏の温かな記憶
囲炉裏の傍らで——温もりと記憶が宿る古民家の日々

大木達郎の幼少期の記憶の中心には、いつも祖母の古民家がありました。山形県米沢市に佇むその古民家は、太く逞しい古材の梁が天井を渡り、磨き込まれた広い土間が訪れる者を迎え、囲炉裏の炭火がいつも静かに部屋を温めていました。

学校から帰れば祖母が囲炉裏の前で待っていて、炭火で焼いた食べ物の香りが漂い、縁側からは米沢の四季が絵のように広がっていました。夏は縁側で風を感じ、冬は囲炉裏の前で祖母の話に耳を傾ける——そのひとつひとつの記憶が、大木達郎という人間の根幹を形成していきました。

「祖母の古民家に行くと、なぜかほっとした。あの梁の太さ、土間の冷たさ、囲炉裏の匂い——全部が『ただいま』って言いたくなる場所だった。あそこには、現代の家には絶対にない何かがあった。時間がゆっくり流れて、家族の絆が自然と深まる、そんな魔法のような空間だった。」
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Chapter 02

解体の日——人生を変えた原体験

古民家が消えた日、大木達郎の中で何かが目覚めた

古民家解体の日
解体される古民家——100年の記憶が瓦礫へと変わる日

しかしある日、その祖母の古民家は解体されることになりました。老朽化・維持費・後継者問題——日本全国で繰り返されてきた、地方の古民家が辿る典型的な運命でした。

解体作業が始まった日、大木達郎はその場に立ち尽くしました。幼い頃から見上げてきた太い梁が崩れ落ち、祖母との記憶が詰まった土間が掘り返され、囲炉裏の灰が風に散っていく——その光景は、単なる「建物の解体」ではありませんでした。家族の歴史が、地域の文化が、取り戻せない時間が、音を立てて崩れていくような深い喪失感でした。

「あの日の光景は、今でも忘れられない。ただの古い家が壊されているんじゃなくて、自分の一部が消えていくような感覚だった。100年以上、家族を守り続けてきた太い柱が、重機でへし折られ、ただの瓦礫の山に変わっていく。あの時の胸が引き裂かれるような喪失感と寂しさが、私の人生を決定づけました。『もう二度と、このような悲しい解体を見たくない』——その想いが、すべての出発点になったんです。」
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Chapter 03

大木家の血脈——黄木との深い絆

米沢牛黄木は、大木家そのものである

米沢牛黄木の老舗
創業100年・米沢牛取扱高No.1「黄木」——大木家の血と誇りが流れる場所

大木達郎が幼少期に過ごした祖母の古民家の記憶と、もうひとつ切り離せない原風景があります。それが、親族が代々営む老舗「米沢牛黄木」の存在です。

創業100年、米沢牛取扱高No.1を誇る黄木は、大木家の血と誇りが流れる家業そのものです。幼い達郎少年は、祖母の古民家の囲炉裏の前で、黄木の米沢牛を食べて育ちました。炭火で焼かれる肉の香り、祖母の手料理、家族の笑い声——その記憶の中に、米沢牛と古民家は常に一緒に存在していました。

「うちは、ただ肉を売っているわけじゃない。命を預かって、お客さまに渡しているんだ。だからこそ、食べる人もその命の温もりを直接感じてほしい。火を囲み、自分の手で焼き上げる時間こそが、本当の『いただきます』なんだ。」

この親族の言葉は、大木達郎の心に深く刻まれ、のちに囲炉裏BBQスタイルというコンセプトの原点となりました。

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Chapter 04

故郷を離れ、故郷の価値を再発見

The ZEN Projectが導いた「答え」

大木達郎は米沢を離れ、事業家として全国各地でキャリアを積みました。滋賀県長浜市での古民家再生プロジェクト「竹生優庵」を成功させ、The ZEN Retreat Residenceというブランドを確立する中で、彼の心の中には常に米沢への想いが静かに燃え続けていました。

竹生優庵での成功は、大木達郎に確信を与えました。「古民家の価値は、世界に通じる本物だ」「自分が持つ古民家再生のノウハウと、大木家の米沢牛の伝統を組み合わせれば、故郷に本物の体験を届けられる」——その確信が、焼肉オーベルジュ古民家大木という夢の形を結んでいったのです。

「よそで学んだことを、最後は必ず米沢に還す。祖母の古民家が教えてくれた温もりを、今度は自分が守る番だ。そして、ただ一棟を守るだけでなく、米沢全体に古民家の灯を取り戻したい。大木家の伝統と、自分の夢と、故郷への恩返しを、ここで一つにしたかった。」
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Chapter 05

古民家ビレッジという壮大な夢

焼肉オーベルジュは、あくまで「第一歩」

大木達郎の真の夢は、焼肉オーベルジュ古民家大木の開業だけに留まりません。この施設を中核として、米沢市に点在する古民家を一棟ずつ再生し、宿泊・食事・体験・工房・カフェ・ギャラリーが有機的に繋がる「古民家ビレッジ」を米沢に創り上げることが、大木達郎の人生をかけた使命です。

祖母の古民家が解体された日に感じた喪失感を、二度と誰にも味わわせたくない。米沢の古民家を守り、地域の職人・農家・生産者と連携し、若い世代が米沢に誇りを持って生きていける地方経済を創り上げる——それが、故郷に捧げる大木達郎の人生をかけた恩返しです。

この物語の、次の章を——
あなたと一緒に書きたい。

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